いよいよ4月から新築住宅の省エネ基準適合が義務化
こんにちは。
スタッフの大畑です。
いよいよ今年の４月から、新築住宅の省エネ基準適合が義務化になります。
この言葉、聞いたことありますでしょうか？
これからお家づくりされる方は、この「省エネ基準適合」が必須となります。
じゃあこれって何？ なんですが、できるだけ簡単にご説明しますね。
「省エネ基準適合住宅」とは？
ざっくり言うと断熱性や気密性を高めて、効率の良い設備を取り入れることによりエネルギー消費量を抑えた家だよーということ。
更に、省エネ基準に適合しているよーという判定を受けた家のことなんです。
この【省エネ基準適合住宅の認定基準】は、
・断熱等級4以上
・一次エネルギー消費量等級4以上
となり、断熱等級、一次エネルギー消費量ともに４等級以上を満たす必要があります。
新築を建てる時には、建築基準法や条例に適合しているかを確認するための書類「確認申請書」があるのですが、断熱等級と一次エネルギー消費量が等級４以上を満たさない住宅は、建築確認が下りない可能性があります。
また、ほとんどの方が住宅ローンを利用すると思いますが、この融資を受けるためには「建築確認書」を金融機関に提出する必要があります。
なので、４等級を満たしていないと確認申請が下りず融資が受けられないということになります。
ん？ て感じでしょうか・・・
つまり、この省エネ基準適合住宅の認定を受けるためには、上記等級をクリアする断熱材や窓サッシ、冷暖房設備や照明設備、給湯設備、家電設備などを採用する必要があること。
これらによりエネルギー消費量を抑えた家になるということです。
目的は地球温暖化対策の推進ですね。
省エネ適合住宅のメリットは？
建てる側にとってのメリットを３つ上げるとしたら
①夏涼しく冬暖かい室内環境
②エアコンなどの稼働を抑えられ、光熱費の節約につながります。つまりランニングコストが削減できる
③環境への配慮
一般住宅と比べて光熱費が削減できてエネルギー消費の抑制になることから、二酸化炭素排出量の削減に貢献できるってこと(^^♪
また、若者世帯や子育て世代には補助金制度を活用できます。
＊詳しい条件は国土交通省/子育てグリーン住宅支援事業概要をご覧ください。
デメリットは何？
ただしデメリットもあります。3つほど上げるとしたら
・高性能な断熱材や窓サッシ、省エネ基準に適合させるための機器や部材を取り入れるため、材料費や建築費が高くなる
・設計段階での申請手続きなどの経費がかかる
・高効率設備や太陽光発電などを設置するため、間取りや屋根のデザインなどが制限される
補助金の表を見ると「補助金がいちばん出るGX志向型住宅にしよう！」と思ったのでは？
「ちょっと待ってください！
省エネ基準適合住宅に適合する上では４等級が必須ですが、一般住宅に比べ「ZEH水準」でも建築費用などがアップします。
さらに「長期優良住宅」「GX志向型」と、上に行けば行くほど省エネ基準の等級がアップするため、建築費用がアップすることや、間取りの制限が生まれたり、採用する設備にも制限が出てきます。
建築費用がアップした分を、補助金が全てカバーできるとは限らないため、ご自分たちがどんなお家を建てたいか、予算面はどう考えているのか、総合的に考える必要があります。
ちなみにソラマド静岡のお家は、開放的な間取りでも省エネ基準に適合したお家なのでご安心くださいね(^^
頭から湯気が出ちゃうと困るので、今日はここまで(^^)/
次回は、住宅ローン減税についてお話しますね
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